平成21年10月26日
 
ここでは、アルトワークス&セルボSRーFOURを
更なる「走り」を楽しむためのパ-ツを紹介していきたいと思います。

先ず、私自身がダート走行にハマっているため
ここで紹介するパーツのほとんどがダート走行に必要なパーツがメインとなりますが
ロード派の方にも「これは使える!」パーツもあるかも知れませんので
ロード派&ダート派のみなさま、是非ご覧になって見てください。
よろしくお願いします。

日常の足として使用する場合でも、1年点検と3000km毎のオイル交換は
最低限実施していただきたい事ですが、更なる「走り」を楽しみたいのであれば
最低でも1週間に1度はボンネットを開けていただき
オイルの量や汚れ具合の確認から始って
ブレーキフル-ド、クーラントの色と量の確認
エアクリーナが開放タイプなら付着したゴミの除去と
フィルタが在った場所から半回転させ「ブローバイガスで汚れが多い箇所をずらす意味」
ノーマルBOXなら、BOX内の清掃とフィルタの清掃と場所の変更
エアクリを外したついでに、ベルトの張りと損傷の確認
ホース類の滲みや硬さの確認「切れたり穴があくホースは軟らかいです」
油脂類の漏れや滲みの確認
電圧計を持っていれば
バッテリーのエンジン停止時の電圧「12.5V前後」
アイドリング中の電圧「14V前後」
アイドリング中にヘッドライトON「電気負荷」時の電圧「13.5V前後」
電気負荷無しで2000回転位での電圧「14.5V前後」の確認
バッテリー上面の洗浄
プラグコードがデスビ&コイル側とプラグ側どちらもしっかりと刺さっているか確認
各部「ネジも含めて」に緩みやガタがないか触って確認
ウォッシャー液を補充して、ボンネットを閉め
ワイパーアームのガタとゴムの状態を確認
車両をグルッと1周しながら
バンパー、ミラー、ホイール等外装品にガタがないか確認
塗装面を見て、飛び石などで剥げていればタッチアップ
エアゲージを持っていればタイヤの空気圧の確認とホイールナットの増し締め
ライト回りがきちんと点滅&点灯するか確認しながら灯火装置のガタや破損の有無の確認
室内に入って操作出来る全てのモノが正常に作動しているかとガタの確認
イグニッションON時にメーター内の警告灯がきちんと点灯しているか確認
試乗して、いつもと同じハンドリング&アクセル&ブレーキフィーリングか確認
サイドブレーキも引き代と効き具合を確認し

アイドリングと走行時のガタと音と臭いの確認
メ-タ-内の表示が全て正常か確認し
全てがいつもと全く変わらなければ問題なしですが
何か1つでもいつもと違う感じがした時は
早急に解決してください。
「走る」事は車に負担が掛かる行為です。
出来るだけ相棒といっしょに楽しみたいと思うのであれば
相棒の声を聴いてあげてください。
毎日乗っているから分かる事もあります。

強化品を取り付けて体感し、更なる「走り」を楽しむには
今の状態を出来るだけ把握する事と点検&整備がいき届いている事が絶対条件です。
別にエンジンやミッションをOHしろと言っているのではありません。
愛車の状態を把握し、ここまでなら大丈夫だというラインを
貴方と愛車の面倒を見ている整備士さんで決めて
なるべく安く、そして壊さない方向で
更なる「走り」を楽しんでください。

前置きがかなり長くなってしまいましたが
当店お奨めのパ-ツ達を紹介していきます。

 
走る上で一番基本となるのは、頭に描いたイメージ通りの車の動きです。
ダート路は凸凹やうねり、そしてジャンプと
ボデーに付いている全てのモノを振り落とさんばかりに暴れまくります。
ドアやバンパーなどネジで固定されているパ-ツはボデーと一体になっているので
問題ありませんが、エンジンやミッションそして足回りの様な
ブッシュと呼ばれる固いゴムでマウントされているパ-ツは
ゴムという性質のお陰で路面からの衝撃を吸収し、
不快な振動を低減してくれる反面
ダ-ト走行時は、車の動きに追従出来なくなり、俗に言う「おつり」が出てしまい
自分のイメ-ジから外れた動きになる可能性がある事と
アクセルに対する車両全体の応答性を高める事も視野に入れて
ブッシュ類をスズキスポ-ツの強化ブッシュに交換しています。


写真の大きなパ-ツ2個がエンジンマウントで
円形のパ-ツがミッション用のマウントブッシュです。
ミッション側はマウントを外す行為は比較的容易に出来るのですが
このブッシュ、マウントに圧入されているため
プレスと呼ばれる油圧押し機と、治具と呼ばれる脱着工具が必要です。
当店は写真の様にハブベアリング等を分解し
上手に脱着出来る様に加工した治具で作業しています。

写真はあえてちょっと失敗したモノを紹介して見ました
というのも、長いモノを圧入する時よりも
短いモノを圧入する時の方が垂直に入らない事が多いため
少し「かじり」ながら斜めに入ってしまいます。
少しくらい斜めでスタートしても
写真の様に最後に微調整すれば問題ありませんが
後で垂直になるだろうと、安易に作業をすると
せっかくの新品が「おじゃん」になる事もありますので
注意深く作業して下さい。

ちなみにマウント&ブッシュの交換作業時間は「4.0H」
ネジの固着などのトラブルがあった場合「5.0h」

ミッションマウント単体での持ち込みによる交換作業時間「0.35H」
マウントの曲がりや腐食などのトラブルがあった場合「0.5h」

次からは、足回りの強化ブッシュを紹介していきます。
こちらも、スズキスポ-ツから販売されているモノです。


 
 
スタビライザーブッシュです。「0.4H」 「0.6h」
スズキスポーツから販売されている強化ブッシュセットの1つです。
ノ-マルブッシュが傷んでいるケ-スが多いので
交換するなら、強化ブッシュがお奨めです。

ストラットアッパーマウント強化ブッシュ「0.4H」 「0.8h」
フロントショックとボデー間にあるブッシュです。
こちらもスズスポの強化ブッシュセットの1つです。
スタビブッシュ同様、ヘタっている車両が多いので
交換するなら、強化ブッシュがお奨めです。
ロアア-ム強化ブッシュです。
ミッションマウントブッシュ同様、プレスと治具が必要です。
ロアア-ムを脱着するのに、スタビライザ-も脱着するので
同時交換がお奨めです。
同時交換を含めた作業代は左右で「1.15H」 「2.5h」
ロアア-ム単体での持ち込み「0.35H」 「0.5H」

ロアア-ムのブッシュがサビによってボルトと合体している場合が
結構あります。こうなると上手に外すのは至難の業です。
当店はアセチレンで切断しています。
ボ-ルジョイントもガタが出やすいので
定期的なブ-ツの交換とグリス交換をお奨めします。
 
2009年11月10日
 
リヤトレーリングアーム強化ブッシュです。
ロアアーム同様、プレスと治具が必要です。
左右同時の交換作業時間は、2.05H「5.0h」。
単体での持ち込みで、1.05H「1.5h」。

トレーリングアームもロアアーム同様に、
ボルトがブッシュ内で固着しているケースが多々あります。
本当に塩カル地域の車両は手が掛かるので、
車検時には、ボルトを外してグリスアップしたいものです。

これでスズスポから販売されている強化ブッシュは終了です。
更にダイレクトな反応を示すであろうピロブッシュは、




ボデーを痛めると聞いているので、まだ試した事がありません。
自分の腕がもっと磨かれて来たら、試して見たいと思います。

これでブッシュの強化が完了しましたので、
次にショックアブソーバを紹介したいと思います。

とりあえず、ノーマルのショックではダートの衝撃を吸収出来ないため、
最低でもカヤバのSRスペシャル「青」に変更したいです。
金額的にも安い部類に入るので、おすすめの1つなのですが、
大きなうねりやジャンプする様な場所では吸収しきれない時があり、
コントロール性に難点があるため、
出来れば、少し高価になってしまいますが、
カヤバのダートスペシャル「銀」をおススメしたいです。
衝撃を吸収する能力は「青」の比ではありません。
新品時の固さは半端ないので、
しばらく使用して、いくらか動きが出る様に、
「慣らし」が必要だと個人的には思うのですが、
ダートを責めるには、価格的にもこれが1番かと思っています。

何度か、オーリンズをいれたワークスを
運転させてもらった事があるのですが、
どんな道でも滑らかに追従する感じは「さすが!」ですが、
金額も「さすが!」という事もあり、
なかなか手が出せれないシロモノです。
まぁでも基本的にガツガツした感じが好きなため、
「銀」でイケるトコまで行って見ようとは思っています。

後はスズスポのストリート用でも結構走れます。
ただ、リヤの減衰調整ノブが下に付いているため、
何かしらのガードをしておかないと破損します。
「私、破損させました。」
スプリングなのですが、アブソーバも含めて、
スズスポからダート用のモノが現在、販売されていないため、
私はノーマルを使用しています。
とりあえず、自分のレベルでは十分かなと思っていますが、
最近、スズスポのスプリングをゲットしたので、
試して見たいとは思っています。

これで、足回りが完成しました。
くたびれたノーマルの状態からは想像出来ない位、
シャキッとしたフィーリングになります。

最終的に強化にも通じる事ですが、ボデーの腐食箇所の修理は、
いままで紹介してきたパーツを付ける前の大前提です。
「ボデーがくたびれた」感覚は分かりませんが、
クラックが発生している箇所も補修すれば
問題無しと思っているので、ガンガンと補修しています。
次に紹介する写真は、補修ているモノです。
モノコックボデーを語るには、まだまだ修行が必要ですが、
その修行中の過程を紹介します。
旧規格ボデーは、写真の様なフロアの隅の腐食が多いです。
後で紹介しますが、ロールバーを装着するうえで、
ここの補強が重要であると考えているため、
3方向全てに補強板を入れて溶接しています。

とにかく腐食による穴はもちろんの事、
赤サビが発生している箇所は出来るだけ補強する様にしています。
溶接した裏側が袋になっている箇所は、
残念ながら、サビ防止塗料を塗れないので、
何年後かには、そこから再び腐食が始まってしまうのですが、
問題が生じたら、そこよりまた大きく溶接すればいいと思っています。

それよりも怖いのは、腐食によって穴が空いている部分が
本来受け持つはずの吸収力が、違う次の弱い部分に
集中して、そこからクラックなどの不具合が発生してしまう事です。
ロールバーを装着していなかった事と、
センターに溶接ロックさせたビスカスを入れた事を差し引いても、
今まで見た事のない箇所にクラックが発生してしまった事があり、
腐食穴の補修は絶対条件だと学びました。
こんな箇所にクラックが入ってしまう位、
力が集中しているのが分かります。
この車両は、フロアなどの腐食を補修せずに、
林道を激走していたために出来たクラックだと
私は思っています。
少し前まで、メンバをASSYで交換か、
部分にカットして交換していたのですが、
結局、フロアとメンバの合わせ面にも腐食が発生しているため、
フロア自体にも補修が必要です。
そう考えると、1つのパーツを新品に交換した所で、
全てが解決するわけではないと思いはじめ、
交換ではなく、補修の方向で考える様になりました。

そう考えながら作業をしていく内に、
補修箇所と補強箇所が実は以外と近い場所に
あるのではないかと最近思っていて、
その考えをSR-FOURに使って見ようと思っています。
ボデーも奥が深いです。
スプリングの受け皿回りの腐食は有名ですね!
塩カル地域の車両のほとんどはこうなっています。
ボデー補修全般に言える事ですが、
正解がまだ見えないという事です。
まさに終わりのない旅そのものです。

きっと、腐食がない車からスタートした方が
色々が早いのは間違いないのですが、
この余計な手間も実は補強も兼ねていると思えば、
やる気もでます。

もっともっと修行を重ねながら試乗をして
「これだ!」と言えるボデーを作りたいと
思っています。

ボデー自体の話になって来たので
次はロールバー「ロールゲージ」を紹介したいと思います。
続く
 
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